基本的に大量生産品と思ってください。探せば同じ印鑑がある可能性が高いです。
本来はたぶん、印鑑タワーなどの既成品補充用だと思いますが、大量に作られていますし、そのデータを持っている業者だと簡単に偽造できます。
ちなみに当店は持っていないので、偽造するとすれば、市販フォントを使った場合よりも面倒です。...もちろん偽造の注文は受けられません。
捺印したものをスキャナーで取り込んで、イラストレータなどのソフトで開いて、市販フォントの文字を重ねてみると...
簡単に捺印したものにある、かけ、にじみが修正できます。
偽造は市販フォントほどは簡単ではありませんが、
お客様が当店に、見本として持ってきた捺印したのの中には、彫刻機付属のソフトで文字を打ち込んだだけで彫刻したと思われるものがありました。
...スキャンしてものと印影が重なりました。
捺印したものをスキャナーで取り込んで、ペイントソフトで開くと、直線部分は、簡単に捺印したものにある、かけ、にじみが修正できます。
捺印したものをスキャナーで取り込んで、ペイントソフトで開くと、捺印したものにある輪郭の、かけ、にじみが予測できます。
実印・銀行印用途では本来あってはならないと思うのですが...
・偽造しにくいデザインを心がけており、既成フォントをそのまま使うことはありません。
・実印用・銀行印用など大事な印鑑は、書き方に自由度の高い(同一印ができにくい)印相体をおすすめしています。
・大事な印鑑は、文字の位置調整、拡大縮小だけでなく、文字そのもの線の位置やバランスをペンタブレットなどを使って全面的に書き換えます。既成フォントを利用した場合でも、元のフォントのなごりは見られません。同じ印鑑に仕上がることはありません。
・基本的に丸みをおびるデザインにしますので、直線的なデザインよりも偽造されにくいです。
・線の太さは、末広がりをイメージし、始まりと終わりで変えています。
なので実印・銀行印など大事な印鑑にも大丈夫です。特に同じ姓や名前の多い方におすすめできます。
現在ほとんどの印鑑は機械で彫っている今、手のかかるのは、デザインの作成です。
お客様から見れば、一見好みの書体を選べるのはメリットですが、
逆に言うとデザインに手をかけていない(市販フォントを流用しただけで簡単に偽造できる。同じ印影ができる場合もある。)の可能性が高い店です。
印鑑の値段は、1本1本デザインし、加工するという特性上、(象牙などの高額印材を除くと)本来は原材料の比率はかなり低いものです。
材料を安く手配できるから安いなどという業者は、デザインに手をかけていない(市販フォントを流用しただけ)の可能性が高い店だと思います。
既成フォントを利用した場合、印相体以外は文字を打ち込んで出たデータを特に加工しなくても、それなりの見栄えがします。
印相体の場合、基本的に枠の上下左右に線がのびるため、通常では多少なりの文字の加工が必要です。
もっとも、印相体と称しながらも、上下左右に空白の見られる印影(手を加えていない)を公開している店もありますが...。
本当の完全手彫りの店であれば、別の書体でも構いません。むしろてんしょ体を勧められる店が多いと思います。
直線的なデザインだと、捺印したものからスキャンして得られた画像に含まれる欠損部分、にじみ出し部分が簡単に類推できるので、偽造しやすです。
さらには、彫刻機付属のフォントは直線的なものが多いので、あまりデザインに手をかけていない可能性があります。
新聞、ホームページなどで全国展開、多数の商品を取り扱っている店、機械彫りも扱っている店の多くは、手彫りは外注の場合が多く、中には本当に完全手彫り?と思われる店も
ありますのでおすすめできません。
※手仕上げ・手彫り仕上げ と称したものはほとんどを機械で彫っていますので、印影は機械彫りと大差ありません。手仕上げ印鑑であっても、既成フォントを利用してあれば、機械彫り用のデータを少し修正するだけ簡単に偽造できます。
業者によっては、機械彫り手仕上げの場合でも、手彫りと称しています。
安すぎる(自称)手彫り印は疑うべきです。、
コンピュータで印影データを作っていますので、その気になればデータの保存。使いまわしが可能です。
特に多い苗字の方で、苗字だけを彫る場合、使いまわしの可能性も高くなります。同じ店で買うと、同じ印影ということもありえます。