印鑑の種類 | |
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実印 |
印鑑登録、印鑑証明用の印鑑です。 姓・名いずれか片方だけを彫っても構いませんが、姓名両方を彫るのが好ましいでしょう。 ただし、未婚の女性の方には、結婚後にも使えるように名前だけを彫るのを推奨します。 |
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銀行印 |
預貯金の出し入れや小切手などに使用されます。 決まりではありませんが、縁起をかついで、姓または名前のみを右から左に彫るのを推奨します。 その際、書体に左のイメージのような印相体を選ばれると、読みにくいので、違和感は感じないでしょう。 |
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認印 |
受領印としてよく使われます。 |
おすすめの個人用印鑑のサイズは、下の図のようになります。
法律上は10.5ミリの印鑑でも、実印として印鑑登録することができますが、大切なものですから、実印には大きなサイズをおすすめしています。
銀行印については、紙幣の押印のサイズが、表15ミリ、裏13.5ミリですので、縁起をかついで、男性で画数の多い方には15ミリ、一般的には13.5ミリをおすすめしています。
認印は、会社でお使いになる場合、役職が上の方には12ミリを、若い方には10.5ミリをおすすめしています。(若い方が上司より大きな印を使うと立場がないですよね。)
代表的な印材 | |||
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象牙 (ぞうげ) |
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牛角 (うしのつの)
旧称:オランダ水牛 |
最高級の印材です。加工、耐久性、光沢、重量感に優れており、朱肉のなじみがよく、印影が鮮明です。 | 茶色の縞模様が縦に入っており、角の中心部を取ります。 | ||
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黒水牛
(くろすいぎゅう) |
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彩樺 (さいか) |
水牛の角を加工し、漆黒に染めた物です。 | 白樺の圧縮材で大変丈夫で見た目も美しい印材です。環境庁の推薦品です。 | ||
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柘
(つげ) |
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チタン (チタン) |
植物性の印材として、くしやかんざしなど古くから使われております。繊密で硬く見た目も美しい材質です。 『アカネ』は東南アジア産の、柘と同様の性質の印材です。 |
鉄のアルミの中間の比重の軽い金属です。印材としては、耐久性、耐熱性、捺印性に優れています。 |
印鑑に使う材料はいろいろありますが、ここでは、当店で取り扱っている中でも定番の商品を紹介します。
ほとんどの方は値段から印材を選びがちですが、いい印鑑は一生使えるものです。洋服やバッグみたいに毎年買い換えるものでもありませんから、少し高いように思える印鑑でも1年当りで考えるとわずかなものです。
また、印材には、生まれ年などによって、人との相性があるともいわれます。
少しの値段の差よりは、耐久性、自分の好み、相性などから、印材を選んだ方がいいでしょう。
ここに挙げた以外の印材もいろいろあります。
〔おしゃれなはんこ〕をご覧ください。
実印、銀行印には、悪用防止のため、読みにくい書体(印相体、篆書体)が一般的です。
認印には、読みやすい古印体が最も一般的です。
シャチハタなどの浸透印で、最も一般的なのは楷書体です。
印鑑の書体 | |||
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印相体 (いんそうたい) |
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篆書体 (てんしょたい) |
印相体は古代中国の印章史の中から伝わるもので印章をひとつの宇宙体として見つめ姓名の画数・生年月日・運勢を加えて開運を開く大切なものです。 | 殷から秦の時代に作られた大篆・小篆の総称で季朝により統一され、主に青銅や石に刻まれました。 | ||
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隷書体 (れいしょたい) |
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行書体 (ぎょうしょたい) |
篆書の繁雑を省き、一般の人にも理解しやすいようにしたもので、再び前漢時代に装飾されました。特に木簡・竹簡に適するよう工夫されました。 | 楷書の繁雑さを解消し、草書の難解さをなくすため生まれた中庸的な書体。製紙の発達で急速に広まりました。 | ||
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楷書体 (かいしょたい) |
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古印体 (こいんたい) |
隷書をさらに書写に合うように改変する中で草書が生まれ、その対置である正書として楷書が生まれました。 | 隷書を元に、丸みを加えた書体。大和古印の伝統を受け継いだ日本独自のものです。 |